リーダーシップについて語ります

そもそもリーダーシップって何?

久しぶりに投稿します。ここでは、リーダーシップに関することを書きたいと思っています。というは、これからリーダーシップ開発プログラムを設計しようと思っており、教材作成するために資料を読んでいるからです。そもそもリーダーとはなんでしょうか。いろいろな本や雑誌で、リーダーとマネジャーの違いについて述べていますが、ここでは私がもっとも納得した分け方を紹介したいと思います。

リーダー:より良い未来を想定し、 組織を動かす変革を行う

マネジャー:秩序と安定性をもたらす

いかがでしょうか。ここで重要なのは、管理職だけがリーダーやマネジャーではないということ、またそれぞれ両面を持っているということです。でも私の周りにはリーダーはいない、マネジャーだけだと思っている人もいるかもしれません。元来、農耕民族である日本人には、リーダーはあまり必要なく、管理がうまいマネジャーが重要視されているかもしれませんね。また人事評価システムも管理の評価のみになっているかもしれません。それでいいのでしょうか。

未来を予測するリーダー

さて、リーダーシップについてもう少し細かく見てみましょう。すでに書いたようにリーダーは未来を想定して、組織を変革する人と定義しました。リーダーと呼ばれる多くの人は、実はマネジャー的な動きばかりしているのではないでしょうか。リーダーと呼ばれる人だけではありません。よく考えてみると、一般社員でさえ未来を予測し新しい変化のために準備する必要があり、それをしない人はおそらくその上の地位に昇進できない、させるべきでないと思います。昇進など関係なくても、同じ仕事だけをするだけであれば、将来どのようになるのでしょうか。企業は、環境や市場の変化に伴って変わらないと生き残ることができないとするならば、企業を構成する社員だって同じことです。

リーダーのレベル

リーダーにもレベルがあります。一般社員と社長が同じようにものを考えないのは、職務が違っているからです。レベルが上がるにつれ、業務範囲が変わり、より先のことを考えなくてはいけないとされています。先のことを考えるということは、戦略的に物事を考えていくということであり、少し先の戦術的なことばかりにとらわれていてはいけないということなのです。あなたの最高責任者は、どうでしょうか。短期的なことばかり気にして、5年先、10年先のことを考えられない人が多いかもしれません。逆に社員や中間レベルの管理職が戦略的なことばかり気にして、明日、明日の業務のことをおろそかにしては、立ち行かなくなるかもしれません。

リーダーと組織

リーダーシップは、その人が属している組織が、どの段階にあるかによっても役割・重要度が変わってきます。始動時や開始時にある企業には、強いリーダーシップが必要でしょう。成長期にかかっているのであれば、むしろマネジャー的な考え方が重要かもしれません。しかしすでに組織が成熟期や最高業績にかかっているのであれば、また強いリーダーシップを持って変革する必要があるかもしれません。大規模企業であれば、部門がいろいろあるので、それぞれの発展の度合いが違い、それぞれでリーダーシップの発揮の仕方が必要だと思いますが、企業全体で見た場合、他の開始期や成長期にある分野にリソースをシフトさせ、成熟期にある分野は、そのあと縮小していくのにまかせてしまうのかもしれません。リソース配分では、短期的にそれが正解なのかもしれませんが、中規模以下の企業ではできないでしょう。

リーダーの資質

リーダーの資質とはなんでしょうか。ある資料には、誠実さが一番重要な資質だと書かれていました。その他に、自己認識力、関係構築力、ビジネスセンス、組織構築力の4つが関係しているとしています。これにはいろいろな考え方があるので、正解がなにかとは言えませんが、マネジャーもほぼ同じことが言えると思います。個人的にこの中で難しいのは自己認識力だと思います。自分で自分のことを正確に見極めることは難しいです。本当に良い先輩や同僚に恵まれていなければ、自分のことはわからないのではないでしょうか。あなたは自分にリーダーの資質があると思いますか。

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